【社員のひとりごと】
2020年4月1日
【社員のひとりごと】 開成工業の創業時のおはなし Vol.2
こちらの「社員のひとりごと」のコーナーは、私たちの事を色々な角度からご紹介したい、という思いから作りました。様々なテーマを用意し、皆さんにも興味深く、かつ便利な情報をお送りしたいと思います。
前回は創業当時のサンドマット事業を始める前のお話をお届けしました。
開成工業の創業時のおはなし Vol.1
Vol.2ではサンドマット事業への参入のお話をお届けします。
創業から約3年後の1962年(昭和37年)、世の中はプラスチックブームで、多くのものが海外から輸入されていた時代です。ちょうどこの頃から日本国内でもPETフィルムの生産が始まりました。
また伊勢湾台風をきっかけにこれまで紙に書かれていた設計図が、一気にプラスチックフィルムに置き換わる流れが起きたのです。表面が平滑なPETフィルムには直接鉛筆やボールペンで書くことができないため、表面に微細な凹凸を付ける方法として、いよいよサンドマットフィルムの出番となります。
建物や乗り物の設計図が紙からサンドマットフィルムに替わる中、特に造船用設計図は原寸でつくるためたくさんの材料を必要としたようで、当時この材料を仕入れ販売していた開成工業は顧客からの注文に応えられずにいました。
この時、「材料が入らないなら自分達で作ればいいのか!」と、サンドブラスト1号機の設計に入り、サンドマットフィルム生産の一歩を踏み出します。
その後、関西を中心とした金銀糸やラベル用基材へと用途を拡大したのです。
こうして設計・製図材料として生産を開始したサンドマット加工は、現在、金銀糸やユニホームのマーキングシート、電子部材製造工程紙、工業用剥離フィルム、そして冒頭で紹介したラベルなど幅広く採用頂くまでに成長して参りました。
(サンドマットの詳細はこちら)
(サンドマットの動画はこちら)
それでは今回はサンドマット事業参入のお話をお届けしました。
Vol.3の最終回は開成工場移転のお話をお届けしたいと思います。お楽しみに。